日本共産党東京都委員会のジェンダー平等委員会は14日、有楽町イトシア前で「痴漢ゼロ!署名アクション!トークセッション」に取り組みました。山添拓、吉良よし子の両参院議員、米倉春奈、池川友一、とくとめ道信、斉藤まりこの各都議、ジェンダー平等委員会の坂井和歌子さんがマイクを握り、通行人に呼びかけました。
山添氏は内閣府が国として初めて大規模におこなった痴漢を含む被害の実態調査を紹介。「4人に1人が何らかの被害にあっていると明らかになった。相談環境を整えるとともに、痴漢は犯罪だという啓発を徹底することこそ必要」と訴え。
吉良氏はJR新宿駅でのアナウンスを紹介し、「日常生活まで奪ってしまう痴漢という性犯罪、性暴力は許されないと国や自治体が先頭に立つ責任がある。対策を進めるために、署名に協力を」と呼びかけました。
米倉都議と坂井氏がトークセッション。都議団が取り組んだ痴漢アンケートの結果を紹介しました。
米倉氏は特徴として1人の人が何度も被害にあっていたり、3人に2人が子どものころに被害にあっている実態があると紹介。坂井氏は「孤立して声を上げられないという状況が明らかになった」と指摘しました。
署名した女性は「短いスカートをはいているから痴漢されて当然という人がいるが人権侵害。人権を大切にする性教育が必要」と話します。
(しんぶん赤旗」2022年9月15日付より)