新宿区長選
6日告示(13日投票)された東京都新宿区長選に立候補したトランスジェンダー行政書士で元新宿区議の、よだかれん候補(50)=無新、日本共産党、立憲民主党、れいわ新選組、社民党、生活者ネットワーク、新社会党、緑の党、区議会会派「社民新宿」が支持=は、「多様性のある区政へみんなで変えよう」と訴えました。
よだ氏は、当事者の要望があるにもかかわらず区独自のパートナーシップ制度創設を吉住健一現区政が拒んできたと批判。「制度を創設し、LGBTQ(性的少数者)など小さき声をすくいあげる区政に変え、みんなにとっても住みやすい区政をつくる」と語りました。
また、コロナと物価高で区民が苦しむ中、現区政が656億円のためこみ金をつくり、区民生活の支援を怠ってきたと批判。小中学校の給食費無償化や若者の奨学金返済支援制度などを訴えました。
演説を聞いた男性(29)は「自分もLGBTQの当事者なので、パートナーシップ制度の実現を目指す、よださんに共感する」と話しました。
別の女性(77)は、「新宿でも他の自治体のように給食費無償化を実現すべきだ。応援したい」と語りました。
区長選は、よだ氏と吉住氏(50)=無現、自民党、公明党推薦=の一騎打ちです。
(しんぶん赤旗2022年11月8日付より)