品川に福祉の心を取り戻そう 区長選・区議補選 小池氏が応援

村川・土田候補が訴え

声援に応える小池氏(左から3人目)、(右へ)村川区長候補、土田区議候補=1日、東京都品川区(しんぶん赤旗提供)

4日投票の東京都品川区長選の再選挙と同区議補選で1日、「新しい品川区政をつくる会」の村川ひろかず区長候補(75)=無所属新、日本共産党推薦=、日本共産党の土田英夫区議候補(70)が街頭から政策を訴え、小池晃党書記局長が2カ所で応援演説しました。

村川区長候補は、現区政が23区で最低水準まで福祉を引き下げたことを批判。「こんな区政を継承する人には託せない。品川に福祉の心を取り戻そう」と呼びかけ。「ため込み金931億円を活用し、ゼロ歳から100歳まで安心して暮らせる品川への転換へまい進する」と決意を述べました。

土田区議候補は、保育園や学童保育、PTAなどで子どもを守る運動に27年間運動してきた経験をふまえ、「三つのゼロ」(妊娠・出産費用、学校給食費、こどもの国保料の無料化)で子育て支援を提案。商店の固定費への補助金も呼びかけました。

小池氏は武蔵小山駅前で、「住民合意のない、駅前高層マンション建設に1棟109億円もの税金投入が行われている」と指摘。福祉を切り捨て、住民を追い出す再開発をすすめる区政を続けるのか、転換するのかが問われる選挙だと強調しました。インターネットの政策アンケート調査で村川氏がマッチング上位3人に入っていることを紹介し「トップに押し上げ、区政の転換と羽田新ルート反対をぶれずに貫く村川ひろかずさんを区長に。区議補選では日本共産党の土田英夫さんを勝利させよう」と呼びかけました。

岸田文雄内閣について小池氏は、1カ月に3人の閣僚が辞任に追い込まれたことに触れ「スリーアウトでチェンジだ。物価高にも無為無策、5兆円以上もの大軍拡をすすめる岸田政権を終わりにしよう。戦争する国にしないという区民の意思を示す選挙にしよう」と呼びかけ、拍手と声援に包まれました。

(しんぶん赤旗2022年12月2日付より)

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