「物価は上がるのに給料は下がる。普段の暮らしを支えられない政治が、軍事費を倍加し大軍拡して守れるのか」。日本共産党の山添拓参院議員は15日、東京都の池袋駅前で演説しました。平日の昼休み、足を止める大学生や待ち合わせの合間に耳を傾ける会社員が目立ちました。
山添氏は「攻められたらと不安な方もいらっしゃるでしょう」と切り出しました。「でも戦争が始まれば、どこで食い止めても絶対に犠牲が出ます。戦争をさせないのが政治の責任。世界はそのルールをつくってきました。対話・協力の環境をつくるため、日本はリーダーシップをとるべき」「戦争しないと決めた日本。政府はこれを閣議決定で変えようとしています。黙っていてはいられない」と呼びかけました。
津田二郎弁護士は「先制攻撃は国際法でも違法。戦争を起こさない現実的な道は、どの国とも腹をわり話す外交」と演説しました。
「お世話になった自衛隊に戦争に行ってほしくない」と、東日本大震災被災者の会社員(28)は話します。「軍拡は必要ないし、コロナ禍で大増税はありえない。反対が多いのに閣議決定されるのは民主主義ではないと思う。自分も主張したくて聞きに来ました」
(しんぶん赤旗2022年12月16日付より)