汚染土再利用 新宿御苑を視察「水・花大丈夫?」と住民 笠井・山添・吉良氏ら参加

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笠井・山添・吉良氏ら参加

予定地の前で環境省の担当者に話を聞く党議員ら=27日、東京・新宿御苑(しんぶん赤旗提供)

環境省が新宿御苑(東京都新宿区)に福島原発事故で発生した同県の汚染土を埋め立てようとしている問題で27日、日本共産党の笠井亮衆院議員、山添拓、吉良よし子の両参院議員、大山とも子都議と新宿区議団らは、埋め立て予定地を調査しました。

汚染土を埋めた場所にしみ込んだ雨水は集水シートでタンクに集め、安全性の確認後、下水道に流すと説明を受けた笠井氏は「下水に流すというが、東京都はいいと言っているのか」と質問。同省担当者の「理解しているというのは聞いている」との答えに、「下水に水を流すのだとしたら、新宿1丁目、2丁目だけの問題ではない」と指摘しました。

参加した市民「花壇には花を植えるのか」と質問。「まだ決まっていない」と答えた担当者に、「この近くではミツバチを飼っていて、御苑の花から蜜を集めている。花は大丈夫なのか」と不安の声が上がりました。

「なぜ御苑を選んだのか」との質問も。担当者は「一定の広さがある場所ということで候補にした。理解してもらえるように説明していきたい」と答えました。

調査後、笠井氏は「国会でも相談しながら取り上げていきたい」と話しました。

同省は埼玉県所沢市、東京都新宿区、茨城県つくば市の3カ所の国有施設で汚染土の実証事業を予定しています。

(しんぶん赤旗2022年12月28日付より)

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