元旦、わが家の子どもたちと地元のお寺へ初詣に。「どうしても行く」と言い張っていた小1の上の子は誰よりも早起きしました。2歳の下の子も、最初はぐずっていたものの、最後は石の階段をがんばって上りました。
そうしてお参りを無事終えて、階段を下りたとき、大晦日(みそか)からの徹夜明けであろう地元の若い男性たちの酔っぱらった歌声が聞こえてきました。なんとなく聞いていたら、その歌詞がなんと「君が代」で、わたしは思わず耳を疑いました。正月早々、お寺で酔っぱらって歌いたくなるくらい「君が代」が一般的な歌として浸透してしまったのか…?
ちょうど年末、政権が大軍拡方針を決めたばかり。年末のテレビでは「新しい戦前」という言葉も出てきたところ。そこへきての「君が代」で、衝撃を受けました。
でも今ならまだ間に合います。「新しい戦前」なんて言わせない。
そして5年間で43兆円もの大軍拡は必ず止める。だいたい43兆円といえば、全国の学校給食無償化を100年続けられるだけの額になるわけで、それを戦争準備のためにたった5年で使い込むこと自体が異常です。
今年は「新しい戦前」じゃなく、子どもたちの未来と平和のための「新しい政治」を始める年に。
(しんぶん赤旗2023年1月17日付より)