岸田政権による違憲の「安保3文書」改定の閣議決定撤回や大軍拡・大増税へ突き進む政治を変えようと、総がかり行動実行委などは19日、衆院第2議員会館前で、今年最初となる「19日行動」を実施しました。週明けから始まる通常国会を前に、「よりいっそう市民と野党が力をあわせていこう」とアピールしました。
主催者を代表して、総がかり行動実行委共同代表の藤本泰成さんがあいさつ。ロシアによるウクライナ侵略や岸田政権の大軍拡路線を念頭に、戦争で平和が訪れることはないと指摘。「私たちは、憲法9条の意義を忘れてはいけないと声をあげ続けよう」と述べました。
日本共産党の田村智子副委員長、立憲民主党の石川大我参院議員、社民党の福島瑞穂党首が参加し、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員からのメッセージが紹介されました。
田村氏は、安保3文書改定をはじめ、この国のあり方を閣議決定だけで決める政治は許されないと訴え。「多くの市民のみなさんと力をあわせ、憲法を守れという声を全国であげていきましょう」と呼びかけました。
川崎市から参加した木瀬慶子さん(72)は、国民も国会も無視して戦争へつながる政治をする岸田政権に黙っていられないと語り、「今こそ『戦争反対』と訴えながら、平和憲法の大切さを発信していきます」と話しました。
この日は、1000人(主催者発表)が参加しました。
(しんぶん赤旗2023年1月20日付より)