東京地評フードバンクアンケート
東京地方労働組合評議会(東京地評)が行ったフードバンク来場者への調査で、96%が生活が苦しいと答えたことが20日、わかりました。
東京地評は昨年12月、フードバンクに合わせ生活実態アンケートを実施。102人から回答がありました。
回答者の85%が女性で、生活実感が「苦しい」(96%)といいます。また物価高騰で「買い物を控えている」(37%)、暖房を使わず「節電をしている」(15%)、「食事を減らしている」(13%)など、衣食住を制限していることがわかりました。
東京地評は「物価高騰による生活困窮を解消するのは大幅な賃金の引き上げ」だとしています。来場者からは「物価高で子どもに野菜を食べさせられません。それでも『今度ね』とかなわない約束をしてしまう自分に腹が立ちます」(40大女性・情報サービス業)などの声が寄せられました。
事務局長の井澤智さんは、女性利用者が9割に上ることについて男女の賃金格差や女性の非正規の多さが表れていると話し「春闘で大幅な賃金の引き上げを求める」としています。
(しんぶん赤旗2023年1月25日付より)