党都議団の要望が実現
東京都は27日、2023年度に「痴漢撲滅プロジェクト」を始めることを明らかにしました。同日発表した23年度予算案に関連経費を計上しました。犯罪の抑止や痴漢被害のない社会実現に向けた機運醸成などを行う方針で、日本共産党都議団が繰り返し求めてきたものです。(関連5面)
今回、都として初めて痴漢被害実態調査に取り組みます。また、関係する都各局によるプロジェクトチームの設置や、民間の鉄道会社などと連携した取り組み、痴漢撲滅キャンペーンなどを行います。予算額は約5000万円です。
共産党都議団はこの間、受験シーズンの痴漢加害防止対策の強化や、被害者の救済に取り組むよう繰り返し求めてきました。21年に「電車・駅での痴漢・盗撮被害」に関するアンケート調査を実施。都議会で実態を告発し、対策の強化や実態調査を行うよう都に求めてきました。
共産党都議団の米倉春奈政策調査副会長の話 ついに東京都が痴漢撲滅プロジェクトを始めます。本会議で全面的に対策を求めた2年前と比べて隔世の感です。運動と議会論戦でつくった成果です。内容は痴漢ゼロ実現の土台になるもので、党都議団の提案そのものです。
(しんぶん赤旗2023年1月28日付より)