陸上自衛隊のオスプレイV22が1日、暫定配備されている千葉県木更津市の陸自駐屯地から東京都立川市の陸自立川飛行場に飛来しました。伊豆・小笠原諸島以外の都内への飛来は初。防衛省はオスプレイ飛行について自治体に「航法訓練、離着陸訓練のため。訓練終了後、速やかに木更津へ帰投する」と説明しています。(関連15面)
労働組合や市民団体、平和団体が立川駐屯地正門前で抗議行動。午前11時ごろ、オスプレイ1機が飛来し、離着陸を繰り返し、11時15分すぎに飛び去りました。
抗議行動のリレートークで国立・立川・昭島地域労働組合総連合の柿田芳和副議長は「立川市民は約50年前、自衛隊の移駐に反対した。今度はオスプレイが来た。政府が専守防衛を投げ捨て、敵基地攻撃能力の保有に転換したのと一体だ。飛行訓練反対の声を上げよう」と発言。
「横田基地問題を考える会」の島田清作さんは「立川では住民の反対運動が広がり、米軍を引き揚げさせた歴史がある。オスプレイの訓練を許してはならない」と訴えました。
日本共産党市議団も発言。中町さとし団長は「オスプレイはクラッチの不具合も解決していない。飛来は許さない」と語りました。
(しんぶん赤旗2023年2月2日付より)