女性差別の逆流許すな
白石都議 Colabo妨害を追及

質問する白石都議=14日、都議会(しんぶん赤旗提供)

日本共産党の白石たみお東京都議は14日の都議会厚生委員会で、虐待や性被害に遭う若い女性に寄り添う「若年被害女性等支援事業」の受託団体Colabo(コラボ)の支援活動に対する妨害の実態を告発しました。

白石都議は、福祉保健局の再調査で、委託料の過払いも不正もなかったと確認。事業の重要性について、コラボにつながった17歳の少女の「体目的の男の人しか自分に関心を持たず、頼れるのはその人だけだった」という言葉を紹介し、実態を知っているか質問。福祉保健局の奈良部瑞枝少子社会対策部長は「十分承知している」と答えました。

白石都議は「少女たちに必要なのは、困ったときに相談できる、信頼できるおとなとの関係性だ」と強調し、夜の買春者があふれる街で、コラボがバスとテントを設置し、少女らに食事や物品を無料提供し、支援につなげる活動を紹介。バスをのぞき込んで撮影したり、参加者や当事者を取り囲み暴言を吐いたりする妨害で活動が困難になっていると告発しました。

支援事業の重要性を問われた西山智之局長は「今後も困難を抱える若年女性を支援していく」と答弁。白石都議は「女性差別の社会を続けたい逆流に毅然(きぜん)と立ち向かうことが必要だ」と強調しました。

(「しんぶん赤旗」2023年3月16日付より)

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