保育士配置基準 改善を
都議会委 大山都議、知事に迫る

都議会予算特別委員会でしめくくり総括質疑

質問する大山とも子都議=20日、東京都議会

日本共産党の大山とも子東京都議は20日の都議会予算特別委員会でしめくくり総括質疑に立ち、保育の質を充実するため、数十年間も変わっていない保育士配置基準を改善するよう小池百合子知事に迫りました。
大山都議は、保育団体の調査で災害時に「国の保育士配置基準では子どもの命と安全を守れない」とする回答が8割に上った結果を示し、都の認識をただしました。
西山智之福祉保健局長は「保育士の配置基準は国の省令を踏まえ条例で定めている」と同じ答弁を5回も繰り返しました。
大山都議は、全国知事会・市長会・町村会が14日、保育士配置基準の改善を国に緊急要請したこと、都がかつて0歳児をはじめとした保育士配置を国より手厚く独自にしていたと強調。「4~5歳児の国と都の配置基準は75年間、1~2歳児は56年間変わっていない」と改善を訴えました。
大山都議はまた、都立看護専門学校の入学から卒業までに約100万円必要だと指摘。アルバイトで学業に支障が出る学生もいる中、「経済的理由で看護師になるのをあきらめないよう環境を整えるのは都の役割だ」と、授業料、入学料などの無償化を求めました。
(「しんぶん赤旗」2023年3月22日付より)

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