東京都議会閉会で日本共産党が談話

日本共産党東京都議団の和泉なおみ幹事長は24日、都議会第1回定例会の閉会に当たって談話を発表しました。要旨を紹介します。談話全文は都議団ホームページで掲載しています。

新年度予算案は都税収入も予算規模も過去最大です。物価高騰などで都民の暮らしと営業が深刻で、巨大な都の財政力を、都民の暮らしと営業を守り、格差と貧困の是正に使うかが問われました。
わが党の予算組み替え案は、不要不急の経費を見直し予算の3.5%を組み替えれば学校給食無償化、18歳までの医療費無料化など109項目の都民要望が実現できます。都民に寄り添う予算にする具体的対案です。
知事の新年度予算案は都民の声と運動、党都議団の提案と論戦で動かした成果も含まれますが、予算全体はカジノ調査や大型道路建設予算など、都民に寄り添っていません。
都議団は都民の運動や世論と連携し、子ども・子育て支援や認知症施策、中小企業の省エネ支援、防災対策、気候危機対策、痴漢被害実態調査など都政を動かしました。
英語スピーキングテストや五輪談合疑惑、神宮外苑再開発など重大問題を追及し、是正を求めました。若年被害女性等支援事業では、団体が活動できるよう都が責任を持って対応するよう求めます。
朝鮮学校の運営費補助の停止で、子どもたちの学ぶ権利が脅かされ、ヘイトを助長しています。即刻、補助金を復活すべきです。
知事が関東大震災直後の朝鮮人虐殺の史実を認めなかったことは、極めて重大です。大震災100年の9月1日に、追悼文を出すことを求めます。
戦争か平和かの岐路に立つ今、統一地方選で共産党全員の当選で、誰もが希望を持てる社会にするため全力を尽くします。
(「しんぶん赤旗」3月26日付より)

「2023年第1回定例会を終えて」(都議団ホームページ

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