バスカフェ実施へ対応を

コラボの若年女性支援 都に3会派要請

バスカフェ実施に向け対応するよう東京都の担当者(左側)に申し入れる都議会3会派=27日、都庁

東京都議会の日本共産党、「グリーンな東京」、生活者ネットの3会派は27日、繁華街で少女らに声をかけ食料や居場所を提供する一般社団法人Colabo(コラボ)の「バスカフェ」の実施に向け、対応するよう小池百合子知事宛てに申し入れました。

都は、家庭に居場所がなく街をさまよい性被害の危険にさらされている若い女性の支援事業をコラボに委託しています。コラボのバスカフェに対する妨害が激化する中、東京地裁は14日、繰り返し妨害を行っている男性に対し、コラボの活動への接近を禁止する仮処分決定を出しましたが、都はバスカフェの休止を事実上要請。22日に予定していたバスカフェが行えませんでした。

3会派の申し入れは、バスカフェが「虐待などで家に居場所がなく、繁華街をさまよっている少女たちとつながり、関係性をつくり、性搾取から守っている重要な活動だ」と強調。本来、都が妨害に毅然(きぜん)と対処すべきだとして、

●29日にバスカフェを行えるよう対応する
●4月以降も新宿区役所前でバスカフェを継続できるよう協力する

ことを求めました。

都福祉保健局の担当者は「申し入れは承った」と答えました。

(「しんぶん赤旗」3月28日付より)

タイトルとURLをコピーしました