新宿で小池氏が訴え
いよいよ始まる統一地方選後半戦(16日告示、23日投票)で党躍進を勝ち取るため、日本共産党の小池晃書記局長は10日、東京都新宿区内で街頭に立ち「戦争か平和か、日本の針路が問われる選挙だ。戦争の準備でなく、平和の1票、物価高騰のなか、暮らし守る1票は共産党へ。統一地方選の後半戦も全力で頑張ります。どうか勝たせてください」と訴えると、集まった聴衆から盛大な拍手がわき起こりました。
小池氏は、共産党は新宿区議会の野党第1党で、「住民と力を合わせて、自民党や公明党の反対にあっても粘り強く区政を前に進めてきた」と強調。毎年、区民アンケートを行い、寄せられた声をもとに条例案や予算修正案を提案してきた党区議団の実績を訴えました。
小池氏は、党区議団が2020年に「18歳までの医療費無料化条例」を提案するも自民党、公明党などの反対で否決されたことを指摘。しかし、その後の党区議団の頑張りで、今年4月から18歳までの医療費無料化を実現することができたと述べました。
党区議団が新型コロナの対策を何度も求め、区内約60カ所に無料のPCR検査場を設置したことや、認可保育所を38カ所から82カ所に増やしたことなども訴え、「区民の願いを実現するためにとことん頑張ってきたのが共産党区議団だ。7議席から8議席に増やして、学校給食を無料化させ、樹齢100年の神宮外苑の樹木を守ろう」と力を込めました。
小池氏は、「自公や日本維新の会が進める大軍拡を止めよう。絶対戦争をさせないことが政治の責任だ。戦争を未然に防ぐ徹底的な外交努力をやる。それが政治家の役目だ。共産党の区議候補8人全員当選で戦争を止める選挙にしよう」と呼びかけました。
街頭演説では、近藤なつ子、沢田あゆみ、高月まな(以上現)、中村たかゆき(新)の各区議候補が決意を訴え、近藤区議団長が「皆さんの思いが届く区政を実現させてください」と力を込めました。
(「しんぶん赤旗」4月11日付)