日本共産党の田村智子副委員長は18日、東京都板橋区に入り、佐久ひろみ区長候補、新人の小柳しげる氏を含む9人の区議候補の必勝を呼びかけました。
中板橋駅北口で田村氏は「共産党議員団は現実に政治を動かしている」として、学校給食無償化の広がりを紹介。政府が学校給食法を盾に「無償化はできない」と主張する中、区議会でも全国の地方議会でも何度も無償化を求め、国会でも「法律は自治体独自で無償化することは禁じていない」との答弁を引き出したことで、全国250近い自治体に広がり、政府も無償化を言い始めていると強調。
国保料や介護保険料の値上げに自民党、公明党、国政では野党である会派も賛成する下でも、区がため込んだ1,144億円を使って保険料引き下げ、区独自の奨学金など暮らし応援は実現できると力を込めました。
多数激戦の区議選の様相に触れ「誰に投票していいかわからない方も多い。区議団が現実に果たしてきた実績や役割、子育て支援と大軍拡は両立しないことを語り広げ、9人全員当選を」と呼びかけ、拍手に包まれました。
小柳氏は、強行された戦争法に反対しようと入党した初心を紹介。コロナ禍で業者や区民の営業や暮らしが困難になる中、大型開発を推し進め基金を増やしてきた区政を批判し、必勝の決意を表明。区内の劇団員としてコロナ禍での困難を体験した佐久氏は「区民の困難に寄り添う区政の実現を」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」4月20日付より)