日本共産党の吉良よし子参院議員は24日の参院決算委で、木更津駐屯地に暫定配備されている陸上自衛隊オスプレイが2月から陸自立川基地(東京都立川市)に飛来し訓練を行っていることについて、危険なオスプレイの飛来・訓練はやめるよう求めました。
吉良氏は、オスプレイは各地で事故を繰り返しており、住民から不安の声が上がり、周辺自治体も丁寧な説明を求めていると述べ、「住民説明会は行ったのか」と追及。「防衛省は地元自治体に『市街地、従宅地などを回避』すると説明しているが、周辺は市街地で、どこを飛行してきたのか」とただしました。
防衛省側は説明会は行っていないと回答。飛行地点は示すことができませんでした。
吉良氏は事故の危険が懸念される転換モードでの飛行について、周辺自治体が事前の説明と異なり場周経路以外の市街地で行っていたと説明を求めていることを指摘。木更津配備機は今後増強される計画で、「月数回」とされる立川基地への飛来が増えることはないのかただしました。
浜田靖一防衛相は場周経路以外でモード転換したことを認め、飛来数が増えないとは明言しませんでした。
吉良氏は事前の説明と異なる飛行をし、説明会も行わないのであれば不安は増すばかりと強調。周辺には米軍横田基地があり一帯をオスプレイが飛び交うことになると述べ、飛来はやめ、全国から撤去すべきと求めました。
(「しんぶん赤旗」2023年4月28日付より)