東京で集会
2023年原水爆禁止国民平和大行進の東京→広島コースの出発集会が6日、東京都江東区の夢の島で開かれ、被爆者ら450人が参加し、核兵器禁止・廃絶を求めアピールしながら歩き始めました。
出発集会の主催者あいさつで、原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会の高草木博共同代表は、核大国間の、力対力、核兵器対核兵器の対立では平和と安全はつくれないどころか、これが危機の元凶だと批判。「核兵器禁止条約に参加する日本を、核兵器のない世界をいま実現せよ。このメッセージを世界に発信し続けよう」と語りかけました。
連帯あいさつした第五福竜丸平和協会の奥山修平代表理事は「原水爆による被爆者は私を最後にしてください」と語った第五福竜丸の船員・久保山愛吉さんの願いを受け継ごうと呼びかけました。
日本原水爆被害者団体協議会の家島昌志代表理事は「核兵器は人類と共存できない。国民の声として原爆、核兵器が許されないことを訴えていこう」と語りました。
4年ぶりに再開した通し行進では、東京→広島コースを歩く被爆2世の村上厚子さんが「4年前に歩くはずでした。出会いを楽しみに広島まで歩き通したい」と語りました。
フィリピンから来た国際青年リレー行進者があいさつしました。
(「しんぶん赤旗」5月7日付より)