14日に告示され、21日に投票を迎える東京・足立区議選。定数45に対して67人が立候補を予定する大激戦です。日本共産党議員団は現有7議席から8議席への躍進を目指し奮闘。区内各地で政策や実績を訴え、支持の輪をひろげている候補者8氏を紹介します。
❚ ぬかが和子(59)現
8期32年を務めてきた区議団長が抜群の実績と論戦力で9期目をめざします。
区議として活動をはじめ、当選直後に3カ所しかなかった特別養護老人ホームは28カ所に、認可保育園はおよそ8年間で42カ所設置してきました。まちづくりでも西新井駅を誰もが利用できるようエスカレーターを設置。住民からの要望で同駅付近に図書館設立を区長に直談判し、公園との一体型図書館実現が進んでいます。
論戦力も抜群です。2020年に議会で自民党の白石正輝区議がLGBTの人々に差別発言をした問題を追及し、3会派を代表して問責決議を提案。一方でパートナーシップ制度については全国で2番目となる策定で、多様性を尊重する取り組みを進めています。また、足立区では統一協会との癒着が深刻。「都内23区で最も教団施設が多く、大規模な行事を事実上運営している」とぬかが氏は話します。
「統一協会に縁の深い企業が北千住につくった高層マンションに、区は脱法的なやり方で40億円を投入しました。追及しても区は答弁不能で、他党は質問さえしない。32年間議員をやってきましたが、政治は本当にひどくなるばかり、絶対に負けらえない思いが年々強くなっています。暮らしを守る共産党の訴えを広げたいです」
(しんぶん赤旗2023年5月9日付より)