14日に告示され、21日に投票を迎える東京・足立区議選。定数45に対して67人が立候補を予定する大激戦です。日本共産党議員団は現有7議席から8議席への躍進を目指し奮闘。区内各地で政策や実績を訴え、支持の輪をひろげている候補者8氏を紹介します。
❚ はたの昭彦(60)現
あきらめずに、粘り強くをモットーに4期目を目指します。
ゼネコンの建設現場で23年間はたらき、東京土建足立支部副委員長として働く人の声を届けます。議会論戦では区内の中小建設業者への工事発注量や住宅改良女性制度の対象工事の拡充等を実施。以前、地元北綾瀬駅では大勢の乗降客がいるもラッシュ時に列車が来るのは15分に一本のみ。最寄り駅を利用せず綾瀬駅までバスで行く住民もいました。これを議員になる前の2006年から住民と共に運動し、東京メトロ本社と直接交渉。14年には大幅増発を実現しました。
「ほかにも北綾瀬駅のエレベーター増設や感情七号線側に出入口を設置し、住民の利用しやすい町づくりを実行してきた」と話します。また、前回選挙でただ一人公約として掲げた「駅前交通広場」も25年完成をめざし工事が始まっています。
活動は多岐にわたります。文教委員会では、学校給食費無償化を一貫して唯一求め続けました。また、自身も里親として保護猫を迎え、さまざまな団体と交流し、区庁舎前で譲渡会を実施。22年度には区のペット相談支援窓口開設にも尽力しました。
「人も動物も住みやすい町を作りたい。足立区には全国4位といわれる1807億円の貯めこみ金があります。これを無駄な開発ではなく福祉のために使うことが大切です」
(しんぶん赤旗2023年5月9日付より)