14日に告示され、21日に投票を迎える東京・足立区議選。定数45に対して67人が立候補を予定する大激戦です。日本共産党議員団は現有7議席から8議席への躍進を目指し奮闘。区内各地で政策や実績を訴え、支持の輪をひろげている候補者8氏を紹介します。
❚ 西の原えみ子(63)現
3期目を目指す西の原えみ子区議が訴えを広げています。
担当地域の本木、関原、千住は都内でも有数の震災時災害多発地域。木造住宅が密集だけでなく、荒川、隅田川に囲まれ、洪水時には多数の家屋が浸水するリスクがあり、「地元住民の避難場所を確保することが何よりも大切」と話します。
千住龍田町の小学校跡地で他党がホテル誘致を進める中、住民の要望と共に「防災ひろば」設置を訴え実現。避難場所だけでなく公園としても活用でき、区民の憩いの場としても親しまれています。
また、補聴器助成制度では今年度から給付額が5万円に増額し、対象も所得944万円以下と大きく拡大。聞こえの支援相談員である言語聴覚士も増員しましたが、「補聴器は高額なものです。今後は現物支給を目指したい」と述べます。他にも若者が安心して学べる環境をつくるため、2年前より給付型奨学金の実現を求め続け、23区で初めて4月から全額給付の奨学金がスタート。今後もさらなる拡充を目指します。
「年300件の生活相談をして思うのは、本当に困っている人が多いということ。23区で一番高い介護保険料や国保料など、自分の食べ物を削って払う人もいる。自己責任論に押し留めるのではなく、困ったことがあったらすぐに頼ってほしいし、その根本を正せるようにしていければ」
(「しんぶん赤旗」2023年5月10日付より)