14日に告示される東京都足立区長・区議選(21日投開票、区議定数45)では、区民の運動と結んだ論戦で中学校給食の無償化を実現した日本共産党区議団と、これを妨害・抵抗してきた自民党・公明党などとの対比が鮮明になっています。
2016年3月区議会では、共産党区議団が学校給食費の第3子無償化、第2子半額助成を盛り込んだ予算修正案を、区政史上初めて提出しました。しかし、自民党・公明党などは「到底賛成できるものではない」と反対して否決しました。
共産党区議団は翌17年3月区議会にも給食無償化の予算修正案と条例案を提出しましたが、自公などはまたもや予算修正案を否決。第3子を無償、第2子を半額にする条例案を継続審議として、審議未了廃案にしてしまいました。
共産党区議団はそれでも、予算修正案や条例案の提出、質問で学校給食の無償化を繰り返し要求。当初は「無償化は考えていない」(16年3月)としていた区の姿勢を変えさせ、20年には第3子無償化と第2子半額化が、今年4月からはついに中学校給食の無償化が実現したのです。
これに対して自民党は、給食費の児童手当からの天引きを迫ったり(14年10月)、未納者を「ふていのやから」呼ばわりしたり(15年3月)するなど、区民の困窮に背を向ける発言を繰り返しました。
さらに17年3月には、給食費未納者に給食を提供しない方針を決めた自治体の例を挙げ「ここまでしてほしい、本当は。このぐらいまで強圧的に言えば、もうほぼ(未納は)解消できる」とまで言ってのける冷たい姿勢を示しました。
共産党8区議候補と西山ちえこ区長候補=無所属新、共産党・社民党推薦=の勝利こそ、小学校を含めた給食無償化を実現する道です。
(「しんぶん赤旗」2023年5月12日付より)