オスプレイ飛行中止せよ 尾崎都議ら防衛省に不具合ただす

米軍横田基地(東京都福生市など多摩地域)について、日本共産党の宮本徹衆院議員秘書と尾崎あや子都議、横田基地周辺の自治体の議員は12日、基地周辺住民とともに防衛省に対して、横田基地米軍機の部品落下事故や配備中のCV22オスプレイの不具合などの問題をただし、飛行中止を求めました。

横田基地では4月18日、C12輸送機が飛行中に翼端ライトレンズ(大きさ約25センチ×約10センチ、重さ約907グラム)を紛失する事故を起こしています。

事故原因について防衛省担当者は「米軍から説明を受けていない」と回答。尾崎氏は事故原因が明らかにならないまま飛行再開を許してはならないと強調しました。住民は事故後もC12が飛行していると批判しました。

クラッチの不具合が問題になっているオスプレイについて防衛省は、不具合が起きてもバックアップ機能があるため着陸できると米軍から説明されたので問題ないと回答。市毛雅大福生市議が「不具合が発生した場合、住宅地に着陸する可能性はあるのか」と質問すると防衛省は回答を拒否し、否定できませんでした。

「横田基地の撤去を求める西多摩の会」代表の高橋美枝子さんは「根本的な欠陥は解消されていない」と指摘し、オスプレイの飛行中止を求めました。

(「しんぶん赤旗」2023年5月16日付より)

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