新宿で市民デモ 吉良参院議員も参加
環境省が福島第1原発事故で発生した放射能汚染土を新宿御苑(東京都新宿区)に埋め立てようとしている問題で、「新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会」が呼びかけて4日、市民有志がデモ行進しました。参加者は「都民の憩いの場に汚染土持ち込みは許さない」と訴えながら街を歩きました。
同区の北條将徳さん(29)は「汚染土持ち込み中止を求めて環境省に陳情を出したが、まだ中止には至っていない。新宿区にはこれから署名を集めていく。汚染土持ち込み断固阻止へ力を貸してほしい」と呼びかけました。
同区のゴールデン街でバーを経営しながら俳優としても活動している外波山文明さんは「現区長は持ち込みを容認している。国がどう言おうと反対すべきだ。新宿の街を守るために声を上げよう」と語りました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加し「環境省はなぜ汚染土を御苑に持ち込むのか答えられない。子どもたちも散歩に訪れる御苑に汚染土を持ち込むことは許されない。市民の理解は到底得られないという意思を示そう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」6月5日付より)