1500人デモ 銀座反響「社会変えられる」
「私たちの未来に戦争いらない」―。岸田政権による大軍拡に反対し、憲法を生かした政治を実現しようと11日、4年ぶりとなる若者憲法デモが東京・銀座で行われました。雨が降る中、デモが進むごとに隊列が伸び、1500人(主催者発表)が参加。「武力で平和は守れない」などのプラカードを掲げながら、リズムにのせて「敵基地攻撃能力反対」「9条改悪、絶対反対」と元気にアピールしました。沿道や自動車の中から手を振る人、スマホで撮影する人など、大きな注目を集めました。主催は、若者憲法集会実行委員会です。
デモには北海道から沖縄まで全国の青年が参加。集会実行委が呼びかけた賛同アピールを各地で広げながら、各地でバスを貸し切るなど参加を広げてきました。
デモでは、サウンドカーから青年がスピーチ。教員をめざしている大阪府の学生(21)は、「私たちは戦争など求めていない。憲法を生かした政治の実現を目指して頑張ろう」と訴え。沖縄県の女性(31)は、侵略戦争の反省から憲法はできたと強調し、「私たちの行動で社会は変えられます。誰もが安心して暮らせる社会をつくろう」と呼びかけると、信号待ちの通行人が真剣な表情で聞き入りました。
大阪府からデモに参加した女性(33)は、「多くの同世代が声をあげているのを見て、希望を感じました」と語り、静岡県から参加した高校生(17)は「戦争になれば駆り出されるのは私たちだと多くの青年と語り合っていきたい」と感想を話しました。
日本共産党の吉良よし子、山添拓両参院議員が参加し、吉良氏があいさつしました。
デモに先立ちメイン集会や関連企画を開催しました。
(「しんぶん赤旗」6月13日付より)