奨学金の会(以下「会」)はこのほど、「“異次元”でなく“世界水準”にして!学費は無償に!奨学金は給付に!6・9奨学金の会署名提出集会」を衆院第1議員会館内で開き、2万3,914人分を国会に提出しました。
全日本教職員組合の檀原毅也書記長は開会あいさつで「15回目の請願署名を提出します。権利としての給付奨学金・無償教育を求める運動に確信を持とう」と述べました。
請願署名は、日本共産党、立憲民主、国民民主、れいわ、社民の各党議員が紹介議員となり、宮本岳志衆院議員と吉良よし子参院議員が集会に参加し、あいさつしました。
宮本議員は「教育無償化は11年前に政府が約束しているのに実現されていません。これらは憲法26条や憲法16条違反であり、憲法がいきる社会をめざそう」とあいさつし、吉良議員は「大企業・富裕層への応分負担や軍事費流用をやめ、学費半額、入学金ゼロ、75万人の給付奨学金、奨学金返済額の半額カットなど、力をあわせて実現させよう」と呼びかけました。
集会では三輪定宣会長(千葉大学名誉教授)が「国際人権規約からみた岸田政権の教育費政策」をテーマに講演。加盟団体や賛同団体、奨学金返還当事者などさまざまな立場から発言がありました。
(「しんぶん赤旗」6月14日付より)