シルバーパス負担軽減を共産党都議団が条例提案

日本共産党東京都議団は4日、都議会第3回定例会に提出するシルバーパス条例改正案を発表し、都庁で記者会見しました。費用負担を軽減し、利用できる交通機関・バス路線などを改善するものです。

他会派に賛同呼びかける

条例提案をする(左から)大山、藤田、福手福手ゆう子、原のり子の各都議=4日、東京都庁(しんぶん赤旗提供)

現在のシルバーパス (70歳以上が対象)の費用負担額は、年間所得135万円以下は1,000円、それ以外は2万510円。改正案は新たに所得210万円以下の人を対象に3,000円のパスを新設します。

また、多摩都市モノレール、ゆりかもめをシルバーパスの対象に加えるほか、都県をまたぐバス路線で、乗車・降車の一方が都内であればパスが利用できるようにします。

原のり子都議は、多摩地域で生活圏が都県をまたぐケースが多くあり、通院や買い物にシルバーパスが使えない実態を指摘し「パスの改善は切実な願いだ」と強調。市長会からも新たな利用料軽減枠をつくってとの要望が出ていると紹介しました。

藤田りょうこ都議は 「2018年に都がアンケートを行った際、高齢者だけでなく若者からもパスを評価する声が上がった。物価高騰などで高齢者は負担が増えている。より必要な状況だと考えて提案した」と話しました。

大山とも子都議は 「以前から改善提案を行ってきた。他会派にも賛同を呼びかける」と語りました。

(「しんぶん赤旗」6月5日付より)

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