杉並 給食無償化実施へ就任1年 岸本区長が会見 東京23区中20区に

この記事は約1分で読めます。
記者会見する岸本区長=12日、東京都杉並区役所(しんぶん赤旗提供)

東京・杉並区の岸本聡子区長は 12日、学校給食の無償化を実施すると発表しました。区によると、実施および実施を打ち出したのは、23区中20区になります。

杉並区立の小中学校、特別支援学校合わせて64校に通う約3万人が対象。国が無償化するまでの暫定的予算として、10月から来年3月までの9億4千万円を計上する予定です。9月の区議会に提案します。

岸本区長は会見で、無償化の要望は高く、「子どもを支援するという社会の合意を国に伝えるため」にも無償化に踏み出したと述べました。杉並区が3月に実施した保護者アンケートでは、81%が“教育費が負担“と回答しています。

岸本氏が「対話の区政」を掲げて区長になってから、7月で1年になります。

岸本区長は今後、
▽区民参加型の予算
▽区立施設の管理を民間に任せる指定管理者制度の検証
▽区立施設の統廃合計画の検証
―を進めると紹介。気候変動対策を区民が議論する「気候区民会議」を準備していると述べました。

(「しんぶん赤旗」7月13日付より)

タイトルとURLをコピーしました