米軍横田基地前 住民座り込み
米軍横田基地(東京都福生市など)の撤去と返還を求め、住民が16日、基地前で座り込みをしました。
気温が37℃に上がるなか、75人が参加。「危険な戦闘機が住宅の真上を低空飛行している」「有機フッ素化合物PFASの汚染を米軍は隠していた」「住民が危険にさらされても、日本政府はアメリカいいなり」など訴えました。
発がん性の恐れがあるPFASが2010~12年に基地内で漏出したと、米軍が認めたのは先月。座り込み参加者は
・漏出事故の全貌を明らかにすること
・日本側の基地への立ち入り調査
―を、防衛省北関東防衛局を通じ米軍に求めるとしました。
主催の「横田基地の撤去を求める西多摩の会」代表の高橋美枝子さんは「市民の血液検査で汚染状況が明らかになった。世論が動き米軍も事故を認めた。住民が米軍を動かしている」と述べました。
PFAS問題を調べている琉球朝日放送の島袋夏子さんが訪れ「東京や神奈川の水源汚染問題は、沖縄以上に深刻だ」と話しました。
会は2009年から毎月座り込み、今回で172回目です。
(「しんぶん赤旗」7月21日付より)