緊急市民集会開く
都立高校入試での英語スピーキングテスト活用の中止を求めて21日、東京都議会内で緊急市民集会が行われ、オンラインを含め113人が参加しました。主催は都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止を求める会などです。
中学3年生を対象に実施する英語スピーキングテストの運営は、来年度から英国の国際文化交流機関に変わりますが、今年度はベネッセが昨年度と同じ方法で実施する予定です。
入試改革を考える会代表で武蔵大学教授の大内裕和さんは「都教委は欠陥を事実上認めながら、今年度は同じ形式で実行しようとしている。今年度の入試利用を中止させよう」と訴えました。
今年度は11月実施予定で、登録が始まっています。中学3年生の保護者は「今年度で撤退するベネッセのテストを受けるのは“消化試合”のようで腹立たしい。入試に使わないでください」と求めました。
5クラス190人分の英語の授業をうけもつ都内の中学校教員は、「スピーキングテストに使う35億円で教員を増やしてほしい」と話しました。
「英語スピーキングテストの入試活用中止のための議員連盟」の都議があいさつ。日本共産党からは都議13人をはじめ区議、市議ら多数が参加しました。
(「しんぶん赤旗」8月23日付より)