オスプレイ飛行再開ただす

宮本・山添議員ら防衛省に

防衛相職員(手前)をただす(左から)山添、宮本の両氏ら=4日、参議員会館(しんぶん赤旗提供)

日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員は4日、陸上自衛隊のオスプレイの飛行再開と米海兵隊オスプレイのオーストラリアでの墜落事故などについて、防衛省から聞き取りました。樋口まこと衆院東京18区候補、多摩地域の議員、市民らが参加しました。

昨年6月に米カリフォルニア州でクラッチの不具合(ハード・クラッチ・エンゲージメント=HCE)により起きたオスプレイの墜落事故の報告書を、米軍が今年7月21日に公表して以降、防衛省は陸自オスプレイの運用を停止していましたが、8月14日に飛行を再開しました。

防衛省は再開理由について、使用時間800時間超の部品を交換すればHCEの発生は99%低減でき、安全に運用できる手順も訓練しているなどと説明しました。

宮本、山添両氏は27日に起きたオーストラリアでの墜落事故に「HCEが原因かどうか承知しているのか」と指摘。防衛省は「米軍が原因を調査中」と答えました。

両氏は「HCEが原因なら対策が不十分ということだ。別の欠陥の可能性もある。飛行は停止すべきだ」と追及しましたが、防衛省は米側の説明を繰り返すだけでした。
参加者は米軍横田基地(福生市など多摩地域)周辺での米オスプレイによる飛行訓練の実態を告発。陸自オスプレイが31日に空自静浜基地(静岡県)に緊急着陸した問題についてもただしました。

(「しんぶん赤旗」9月6日付より)

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