都民無視の外苑再開発 都議会 白石議員が代表質問

代表質問に立つ白石たみお都議=26日、都議会本会議(しんぶん赤旗提供)

日本共産党の白石たみお東京都議は26日、都議会代表質問に立ち、多数の樹木を伐採し超高層ビルを建設する神宮外苑再開発で都民の声を聴かない小池百合子知事を批判し、再開発計画を中止するよう迫りました。

白石氏は、亡くなった音楽家の坂本龍一氏をはじめ著名人が相次いで再開発の見直しを求め、ユネスコ(国連教育科学文化機関)諮問組織のイコモス(国際記念物遺跡会議)も再開発の中止・撤回を求める警告を発したことを強調。小池知事が記者会見で再開発への批判を「ネガティブキャンペーン、プロパガンダ(政治的意図を持つ宣伝)」「一方的な情報」と攻撃しているのは「都民を代表する知事として、あまりに不誠実、不見識」だと述べ、事業者とイコモス、都民による公開討論会を求めました。
白石氏は、知事が都議会の所信で「経済性や効率性が優先された高度経済成長期の都市開発は過去のもの」と表明したことに触れ、「外苑再開発は経済性や効率性が優先された都市開発そのものではないか」と批判しました。

小池知事は外苑再開発について一言も答えず。白石氏は再質問で「都民と議会に、知事自ら説明する気がないのか」と迫りましたが、知事は答弁を拒否しました。

(「しんぶん赤旗」9月28日付より)

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