❚ 「ずっと微振動感じる」「耐えられず出る人も」東京・調布
吉良よし子・山添拓両参院議員は21日、東京都調布市などの外環道工事現場近くで新たに生じた陥没を事業者がこっそり埋め戻していた野川サイクリング道路、新たに気泡が発生した入間川と野川、地盤補修工事が進む地域を調査しました。
住民との懇談で、「直上に住んでいた。亡くなった母は、工事のあった3年前の9月ごろから毎日震度1くらいの揺れを感じていた。NEXCOは、一人一人に補償すると言っていたが、自分には引っ越し代も出なかった」「中継ヤード隣に住んでいる。地盤補修工事で、ずっと地震のような微震動を感じ、立っていられないこともある。治療費は出せないと言われた」「今直上の人だけを補償するとしているが、耐えられず出ざるを得ない人がいる。地盤補修の影響があって、希望すれば買い取りができるようにしてほしい」など、切実な話が出されました。
山添議員は、「トンネル工事だけでなく、補修工事の安全性、被害を受けた方への補償など、改めて問われる事態が起きている。切実な声に応えたい」と述べました。吉良議員は「皆さんと力を合わせて国会で引き続き取り組む」と決意を述べました。
調査には、坂井和歌子衆院東京比例候補、平野義尚衆院東京22区候補、岸本直子調布市議も参加しました。
(しんぶん赤旗2023年11月28日付より)