❚ 原田都議、ガザ停戦を訴え
原田あきら都議は12日の都議会代表質問で、イスラエルによるガザ攻撃について首都の知事として停戦を求め、平和を進める役割を果たすよう小池百合子知事に迫りました。墜落事故を起こした横田基地の米軍オスプレイの全面撤去を求めました。
原田氏は、ガザ地区で行われている無差別殺傷にふれ、日本の首都の知事として直ちに停戦を求めるべきだと強調。「政治家は憲法前文の立場に立ち平和を守り抜く責務がある」と述べ、都も関係各国の都市による国際会議の開催などを提案しました。
また小池知事が所信表明で、ミサイル攻撃があった場合を前提に、「逃げる・隠れる・離れる」を挙げたことに触れ、「ガザの現実を直視し東京大空襲を思い起こすなら、このような発言はできないはずだ」と批判しました。
小池知事は「戦争はあってはならない」としつつ、「外交は国の専管事項だ」と述べるにとどまりました。
原田氏は、日本側が墜落したオスプレイの機体を米側に引き渡したことについて「その根拠となる日米地位協定の改定も含め、日本への引き渡しを求め、主権国家として事故原因の調査をすべきだ」と指摘。都民の命を守るため、オスプレイの増配備をやめ、速やかに全面撤去するよう、米軍と日米政府に直接働きかけるべきだと訴えました。
(しんぶん赤旗2023年12月14日付より)