集いで質問次々 小池氏語る 東京・品川

❚ 人々の幸せへ働く党

 日本共産党東京都品川地区委員会は8日、小池晃書記局長を招いて品川区内で新春の「党を語る集い」を開きました。

質問に答える小池書記局長(左)。右は司会の白石都議=8日、東京都品川区(しんぶん赤旗提供)

 小池氏はあいさつで「能登半島地震で168人もの方が命を失い、約3万人が避難生活を余儀なくされ、食料も水も不足し、インフルエンザなどの感染症も広がっている。救助活動とともに二次被害を防ぐ緊急策が必要。多数の家屋が倒壊し、安心できる住まいも急いで確保しなければならない。輪島塗をはじめ地元産業の直接支援などが必要で、これらの対応を政府に要請している。志賀原発をめぐる情報を全面開示し、柏崎刈羽原発とともに廃炉を求める」と述べました。

 小池氏は、会場から寄せられた多数の質問に一つ一つ丁寧に答えました。「自民党の政治資金パーティーと裏金疑惑のどういう点が問題か」との質問に、「自民党は企業・団体献金の禁止に背を向けただけでなく、パーティー券という大きな抜け穴を利用して、組織ぐるみで違法な裏金までつくっていた。『しんぶん赤旗』のスクープを受け、岸田文雄首相は『政治刷新本部をつくる』と言い出したが、真相解明なくして『刷新』などできない。企業・団体献金の全面禁止が必要だ」と強調しました。

 「岸田政権の評判が悪いのに、なぜ政権交代できないか」という質問には「野党が自民党政治に代わる旗印を掲げ、対等平等、相互尊重の立場で筋の通った共闘を再構築することが必要。そのためにも、共産党自身が躍進することが何より大事」と訴えました。

 共産党への入党について小池氏は「入党は『仕事が一つ増える』ということではなく、どういう立場で生きていくかということ。人々の幸せのため、支え合いながら働こうとするのが共産党という温かい人間集団。ぜひ入党を」と呼びかけました。

 香西かつ介衆院東京3区候補、白石たみお都議、4人の党区議団を代表して安藤たい作区議団幹事長が決意を述べました。

 区内の女性(72)は「疑問に感じることや、周囲から質問されて十分答えられずに来たことに、小池さんが一つ一つ答えてくれた」と話していました。

(しんぶん赤旗2024年1月9日付より)

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