21日投開票された東京都八王子市長選(立候補5人)で、超党派の市民に推された元都議の滝田泰彦氏(41)=無所属新、日本共産党・立憲民主党・社民党・生活者ネット・新社会党支持=は5万7193票(得票率32.04%)を獲得しましたが、当選の自民党・公明党推薦候補=東京維新の会支援=に6645票差で惜敗しました。
滝田氏は▽小中学校の給食無償化▽高齢者の補聴器購入補助▽ジェンダー平等の社会づくり▽車社会から公共交通と歩ける街に転換▽里山・水辺・農地を守る▽学生・若者・企業のまちーなどを掲げました。無所属議員や元自民党議員を含め幅広い市民が支援しました。
滝田氏は選挙結果が判明した同日深夜、明の講演に謝意を表し「古い政治の体質を変えたい思いは変わらない。八王子の歴史でもかつてない共同をつくった。今回の挑戦は、次につながるもの」と語りました。
自公陣営は「共産党市政に八王子を任すことはできない」とし反共・市民分断の攻撃を執拗に展開。19日には、前週まで態度を表明していなかった小池百合子知事も「滝田氏は『赤旗』にまで載って、共産党の支援を受けている」(会見)と語り、自公候補の応援に入りました。
期日前投票は前回の1.5倍に。投票率は前回比7.2ポイント上昇しました。
(しんぶん赤旗2024年1月22日より)