❚ 党世田谷地区委員会
日本共産党世田谷地区委員会は4日、学習会「裏金スクープと『赤旗』の魅力」を区内の会議施設で開催し、現地とオンライン視聴で合計約150人が参加しました。山本豊彦「日曜版」編集長が1時間20分にわたり講演。坂本三枝子区議が司会を務め、尾中啓司地区委員長が開会あいさつをしました。
山本編集長は、1980年代の金権腐敗事件を受けた「政治改革」が小選挙区制と政党助成金の導入にすり替えられたと指摘。「政党と政党支部への企業・団体献金」と「政治資金パーティ券の企業・団体の購入」という「二つの抜け穴」をつくり、それを利用して裏金をシステム化したことを告発し、「それを全派閥がやっていた。まさに自民党ぐるみの組織的犯罪だ」と述べました。
そのうえで、2022年11月に、岸田派など5つの派閥がパーティ券収入のうち2500万円分を記載せず脱法的に隠ぺいしたことをスクープしたと紹介。「するとどの派閥も指摘された部分だけを訂正した。『訂正すればメディアの追及がなくなる』と思っていた。しかし上脇博之・神戸学院大学教授は『訂正は罪の自白だ』と考えて、次々と刑事告発した。ここが上脇さんのすごいところだ」と述べました。
(しんぶん赤旗2024年2月10日付より)