女性の権利向上のため国連が定める「国際女性デー」の8日、日本共産党は東京都内で宣伝しました。女性デーのシンボルとされるミモザの枝を持った倉林明子参院議員は「ジェンダー平等を進めることは、さまざまな課題の解決になる」と述べました。
雨が上がった有楽町駅前では、演説とともにジェンダー平等についてのシールアンケート対話が実施され、さまざまな年代・性別の人が足を止めました。
吉良よし子参院議員は、「同意のない性行為は違法になった。みんなの声が政治を動かしている」と話しました。企業への男女賃金格差公表の義務付けが、共産党の国会論戦を通し実現したことも紹介しました。
同性婚や選択的夫婦別姓などについて「世論は求めているのに実現しないのは、政治が阻んでいるから」として、「人生の選択肢を奪う自民党の政治を終わらせよう」と訴えました。
演説を聞いていた中学生はアンケートに応じ、「男女の賃金格差について、学校で発表してきたばかり」と話しました。
「ちょうど昨日、夫婦別姓の話をふたりでしていた」という大学生の2人組や、「今思うと、自分が昔言ったことはセクハラだった」と自省する年配の人もいました。
道行く人とアンケート対話をした大学生は「学生は政党が絡む話はしたがらない。でもジェンダーの話は関心が高い」と話し、「今日やってみたら、若い人だけじゃなくいろんな世代の人とジェンダーで話せた」と驚いていました。
(「しんぶん赤旗」2024年3月9日付より)