外環道沿線 住民監視 国交省・東日本高速をただす 

❚ 山添、吉良氏ら

東京外環道の事業地で鹿島建設などの共同企業体(JV)関係者が住民を監視し東日本高速(NEXCO東日本)に伝えていたことを「しんぶん赤旗」日曜版10・17日合併号が暴露した問題で、日本共産党の山添拓、吉良よし子両参院議員と関係住民は8日、国土交通省と東日本高速の認識をただしました。平野よしたか衆院東京22区候補、和泉なおみ、池川友一、青柳有希子の各都議が同席しました。

監視が行われていたのは、3年半前に陥没事故が起き、現在地盤補修が行われている調布市内の地域。対象は工事反対の動きだけでなく住民の日常生活にも及び、マスコミも標的にしていました。

山添、吉良氏らは極めて深刻な問題だとして▽報道への鹿島JVの認識▽国交省は東日本高速は報道前から監視をしっていたか、情報を伝えられた子音はある、▽ほかのJVや事業地での監視の有無▽監視の重大性に関する認識ーなどについて説明を求めました。

国交省と東日本高速は「鹿島JVが事実関係を確認中」と繰り返し、記事内容は否定しませんでした。「いつまで確認するのか」との問いには「定まっていない」と答えました。問題の重要性について国交省は再三追及されても認識を示さず、最後に一般論として「プライバシーの侵害はできない」と述べました。

参加者は「この状態で工事が続けられることは耐えられない」としてすべての工事を止めるよう求めました。

(しんぶん赤旗2024年3月12日付より)

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