超党派の国会議員でつくる「神宮外苑の自然と歴史・文化を守る国会議員連盟」の勉強会が12日、衆院第2議員会館で開かれました。日本共産党から笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員が参加。市民運動関係者も同席しました。
「コモンズの緑を守る全国ネット」事務局の原和加子さんが司会をつとめ、日本イコモス国内委員会理事の石川幹子東京大学名誉教授が、神宮外苑再開発について都市計画公園に高層ビル3棟の建設を可能にした仕組みを説明し、京都・鎌倉を保存した取り組みを紹介しながら、新たな法制度の必要性について講演しました。鰺坂学同志社大学名誉教授が京都府立植物園・北山エリア開発計画の問題点について講演しました。
各党国会議員が講演者に質問しながら意見交換。吉良氏は新しい法制度の具体的な内容などについて石川氏の見解を聞きました。
議連発起人代表の船田元・自民党衆院議員があいさつし、「樹木の伐採を阻止できる体制をつくろう」「法的対応は真剣に考える必要がある」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2024年3月16日付より)