❚ 東京15区
9人が立候補した東京15区(江東区)では、市民と野党の共同候補で立憲民主党公認の酒井なつみ氏が当選確実となりました。選挙戦では看護師・助産師として12年働いた経験や区議を2期務めた実績を語りつつ、「古い政治と決別し、まっとうな政治を」と訴えて支持を広げました。
区内の酒井氏の事務所。午後8時を過ぎ、当選確実の報が流れると「やったー」という声が上がりました。事務所に入った酒井氏は、立民の国会議員や「市民と政治をつなぐ江東市民連合」の宇都宮健児共同代表が万歳をする間、支援者に深々と頭を下げ、マイクで「共同候補として、市民の皆さんに支えられた」と語りました。
日本共産党は小堤東・江東地区委員長の立候補を取り下げ、酒井氏を支援。15区は区選出の自民党の衆院議員(いずれも離党)が2代続けて逮捕・起訴されるなど、「政治とカネ」問題の焦点の一つでした。
自民党が独自候補擁立も推薦も断念する中、小池百合子都知事が事実上率いるファーストの会と国民民主党が乙武洋匡氏を推薦。日本維新の会は金沢結衣氏を擁立しました。
(しんぶん赤旗2024年4月29日付より)
アイキャッチ画像は小堤東さんのXより