❚ 市民と野党が候補者選定委
目前の東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)で市民と野党の共闘候補を擁立しようと1日、第4回候補者選定委員会が都内で開かれ、市民運動と野党各党の代表者が出席しました。
冒頭、4月28日投開票の衆院東京15区(江東区)補選で共闘候補(立憲民主党公認)として初当選した酒井菜摘・新衆院議員が駆け付けあいさつ。
2020年の都知事選候補で江東市民連合共同代表の宇都宮健児弁護士が「酒井さんを統一候補としてたたかった東京15区補選は、都知事選の前哨戦ともなり、小池百合子知事が連日応援に入った候補は落選した。今回のたたかいを踏まえ、早急に統一候補を決め、都知事選の運動体制をつくりたい」と語りました。
元文部科学事務次官の前川喜平氏は「小池知事の退場を求める声が、有権者の中にも広がっている。自民党政治をたたくと言っていた人が、いつの間にか自民党と手を結ぼうとしている。都知事選で大きな輪をつくり、金権・利権の政治から民権・人権の政治に変えたい」と述べました。
日本共産党の小池晃書記局長は「衆院3補選、特に東京15区は心一つに共闘でたたかい、自民党政権に対する不信任と、補完勢力にも退場の審判を下した。小池知事が知事にふさわしくないことが、誰の目にも明白になってきた。みんなで候補者を立て、心一つに頑張りたい」と発言。
立民の手塚仁雄・都連幹事長は「衆院東京15区補選を、みなさんが心一つに信頼関係の中で市民と野党の共闘でたたかい、いい結果を出せた。難攻不落と思われていた山を大きく動かす千載一遇の局面。みなさんで知恵を出し、みんなでたたかえる候補者を決めたい」と語りました。
出席者が活発に意見交換しました。
(しんぶん赤旗2024年5月2日付より)