日本共産党東京都委員会は13日、都内で幹部活動者会議を開き、都知事選・都議補選の勝利と第29回党大会が決めた党づくりの目標「2年間で第28回党大会の現勢を回復・突破」を目指す活動を交流しました。
報告に立った田辺良彦都委員長は、党と「しんぶん赤旗」の奮闘が国民世論を大きく動かし、4月の衆院東京15区など3補選の勝利をはじめ自公政権を断崖絶壁まで追い詰めていると強調。自民党が経済でも、自衛隊を米軍の指揮統制下に置く問題でも、ジェンダー平等への逆行でも打つ手なしだとして「自民党政治に代わる新しい政治・社会の希望ある対案を示せば、情勢を動かし、党を大きくできる」と力説しました。
田辺氏は小池百合子都政について、8年前の初当選時に掲げた反自民ポーズを投げ捨て、自民党と頼り頼られる関係だと批判。神宮外苑再開発などの「財界ファースト」を転換し、巨大な財政力を都民生活支援に使う新しい都政の誕生で、首都東京から自民党政治を終わらせるため「都知事選・都議補選を市民と野党の共闘で勝利を。来年都議選で議席増を」と呼びかけました。
その上で、党づくりの歴史的チャンスを生かし、▽党大会・第2回中央委員会総会決定の徹底と活動の具体化▽要求実現運動と党づくり▽集いの毎月開催など入党の働きかけの日常化▽青年学生・真ん中世代への世代的継承卜を提起しました。
党地方議員や職場支部・労働組合グループ、障害者党支部の代表らが発言。目黒区都議補選(5月17日告示、欠員2)の宮本栄候補も決意を述べました。
(「しんぶん赤旗」2024年5月15日付より)