26日投開票の東京都議補選(目黒区、被選挙数2)で、日本共産党の宮本栄候補が23日、JR目黒駅前で山添拓参院議員の応援を受けて演説しました。宮本氏は「共産党と立憲民主党の両候補が勝利すれば、目黒の人が自民党政治に審判を下すという、全国的なビッグニュースになる」と訴えました。
宮本氏は小池百合子都政について「公園を見れば開発用地と思っているのか」と批判。日比谷公園や神宮外苑の再開発、葛西臨海水族園の建て替えに伴う樹木の伐採計画について「計画でもうかるのはゼネコンなど大企業。都民の貴重な財産を財界に差し出す都政は許せない」と述べました。
また、目黒区では東京23区で都営住宅戸数が最低だと指摘。「同じ人口規模の区と比べてもけた違いに少ない。住まいは人権。放っておけない。都が25年間さぼってきた都営住宅建設を進めたい」と語りました。
山添議員もマイクを握り、「この補選は、自民党の裏金政治はごめんだというあなたの思いを示す絶好のチャンス」と呼びかけました。岸田文雄首相が「聞く力」をアピールしていることについて「大企業が主に恩恵を受ける法人税減税をし、穴埋めに消費税を上げる政治が続く。そのたびに自民党が、皆さんの声を聞いてきたか。聞いているのは裏金に協力してくれる大企業の声ばかりではないか」と語りました。
(しんぶん赤旗2024年5月25日付より)