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狛江市図書館 住民投票の条例案否決 住民が陳述「声聴いて」

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 狛江市議会は15日の臨時議会で、新図書館の整備計画について市民の賛否を問う住民投票条例案を審議し、賛成5、反対16で否決しました。賛成は日本共産党と無所属1人でした。
 市は、中央図書館を移転し、子ども図書館を現在の場所に分割して残すとしています。住民投票は、「分割、移転」か「現在地で拡充」かを、市民の意見で決めようというもので、実施のための条例を求める直接請求署名が必要数の約3倍の4060人分集まり、市長が提案しました。約100人の市民が傍聴に駆け付け、第二会場も設置されました。
 市議会では、請求代表者4人が意見陳述しました。「図書館の移転計画は、市長選挙の争点となり決着済み」という反対会派の主張について、代表者は「多くの市民は、計画を知らない。だからこそ、これだけ多くの署名が集まった。市民の納得の上で、中央図書館をつくるための住民投票だ」と訴えました。
 また、「図書館をなぜ分割、移転するのか、市民のメリットや、やらなければいけない理由がいまだに示されていない。大人と子どもの分離ではなく、共存こそ必要だ」「住民投票は、狛江市が市民参加を大切にしていることをアピールする大きなチャンス。水と緑、住民投票のまち狛江をともにつくりましょう」などとも訴えました。
 議員による質問の後、各会派が討論。日本共産党は、狛江市が長年、図書館の現在地での拡充を前提に市民との協働で計画を検討してきたのに、市民の意見を聞かずに分割移転を決めてしまったとして、住民投票への賛成を表明しました。

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