❚ 共闘ネット集会 各分野の要求次々 みんなで考え勝利を
東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に向けて27日夜、集会「都知事選挙政策を都民目線、みんなで考え、つくっていく会」が都内で開かれ、各地域や分野で活動する市民ら106人(オンライン含む)が参加し、要求を持ち寄りました。この日昼には立憲民主党の蓮舫議員が知事選への立候補を表明したこともあり、「いよいよ動き出す」などと歓迎する発言も相次ぎました。
主催は「都知事選挙 市民と野党の共闘ネットワーク」。
集会では中山伸座長が、蓮舫氏の擁立を確認したこの日の候補者選定委員会について報告。「市民と野党が大切にプロセスを進め、擁立に至った。加えて、政策を市民からのボトムアップで練り上げていくという枠組みもできた。今回の選挙の大きな特徴だ」と語りました。
立憲民主党の酒井菜摘氏が当選した4月の衆院東京15区補選について、「市民と政治をつなぐ江東市民連合」の芹澤礼子事務局次長が発言。「市民と野党が一体となってたたかえた。知事選でも、政党主導ではなく市民全体の選挙を実現したい。15区補選の経験を生かしたい」と述べました。
続いて、各分野、地域から報告がありました。
知事選に向けて活動する市民団体の代表は「(小池知事の)学歴詐称疑惑の説明を求めてオンライン署名をしている。都議会での百条委員会設置を求めて議長と各会派に要望書を手渡した」などと報告しました。
「革新都政をつくる会・三多摩連絡会」の代表は有機フッ素化合物PFASによる地下水汚染について「2003年以降に汚染の調査がされていたのに、当時環境大臣だった小池氏は無視し、都知事になっても目をふさいでいる。都民の健康を守る都政に変えよう」と訴えました。
「バス路線廃止を食い止め、地域公共交通に補助を」「障害者の移動の自由の保障を」などの声や「樹木の伐採や地域の破壊をともなう再開発事業をストップさせたい」などの発言もありました。
(しんぶん赤旗2024年5月29日付より)