蓮舫氏、食料支援現場へ 都庁前

「ここに届く政策 もっと必要」

食料を受け取る人(左)にあいさつをする蓮舫氏(手前右)=1日、東京都新宿区

 東京都知事選(20日告示・7月7日投開票)への立候補を表明した蓮舫参院議員(立憲民主党)が1日、「新宿ごはんプラス」と認定NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」が主催する食料支援の現場を訪問しました。

 食料配布が行われている都庁の下には開始前から列ができ、773人が受け取りました。「もやい」の大西連理事長は、物価高騰などで生活が困窮し、ここ数カ月は700人以上が来ていると説明。その中には、女性や若者を含め、さまざまな状況の人がおり、低所得者の生活を底上げするような重層的な支援が必要だと語ります。

 視察後、蓮舫氏は報道陣に対し「人数の多さに驚いた。現職の都知事も現場を見てほしい」と強調。国政では派遣法改悪を含め、格差が政治的に広がってしまったとし、「都の子育て政策など評価する点はたくさんあるが、ここ(食料支援に並ばざるを得ない人など)に届く政策がもっと必要だ」と語りました。

 都が48億円をつぎ込むプロジェクションマッピング(映像投影)について問われると、「都民が本当に望んでいるのか、予算の額が適正なのか、契約の在り方は透明なのかという視点で考えていかないといけない」と回答。今後も神宮外苑の視察や若者との意見交換など、「現場の声を積み重ね、公約として示したい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2024年6月2日付より)

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