日本共産党の笠井亮議員は18日の衆院本会議で、議員生活25年(衆院6期、参院1期)の永年在職議員の表彰を受け、謝辞を述べました。
笠井氏は謝辞で、政治活動の原点が「広島の被爆2世としての非核平和の思いだ」と強調し、「世界で戦争への逆流を許さず、平和を求める本流が力強く発展している」と指摘。史上初の核兵器禁止条約を採択した国連会議に参加した活動などに触れ、日本政府が一刻も早く同条約に参加し、「憲法9条に基づく外交で東アジアの平和を築く役割を発揮するよう、今後とも力を尽くす」と決意を表明しました。
在職が「失われた30年」と重なり、「政治の役割は安心の国民生活にある」と歴代12人の首相と論戦し、「新自由主義や軍事強化の政治と真っ向から対決し、対案を示し、日本共産党のチーム力を発揮してきた」と振り返りました。
世界でも日本でも、地球沸騰化、貧富の格差など「資本主義そのものが問われている」と指摘。高い生産力を持つ日本でこそ、旧ソ連や中国などと違い、「誰もが尊厳をもって安心して暮らせ、『自由な時間』を取り戻し、能力を発展させることができる『人間の自由』が花開く社会。このロマンある道を大いに開拓していきたい」と述べました。
(しんぶん赤旗2024年6月19日付より)