八王子で「七夕宣伝」
東京都知事選挙(7月7日投票)は告示2日目の21日、蓮舫氏がJR八王子駅で街頭演説を行いました。演説が始まる前には、市民有志が投票日の7月7日にちなんで「七夕宣伝」を実施。訪れた人たちは短冊に都政への願いを書き、本物の笹に飾り付けました。
「蓮舫さんの勝利で三多摩格差をなくそう!」と書いたのは、元小学校教員の村田孝子さん(72)=八王子市=です。「23区と比べてトイレが洋式になっていない公立学校が多い」と指摘。「子どもたちが安心して学校生活を送れるような都政運営を蓮舫さんにお願いしたい」と話しました。
日本共産党の青柳有希子都議が応援演説し、「小池都政は都民の暮らしに無関心。『財界ファースト』であらゆることを進めようとしている。ボトムアップの『蓮舫都政』を実現させよう」と訴え。候補者選定委員会の呼びかけ人だった市民連合の菱山南帆子さんは、今回の都知事選は「自民党都連とのたたかいでもある。東京が変われば、私たちも変わる」と強調しました。
蓮舫氏の演説が始まると駅周辺のデッキは仕事を終えた会社員や買い物帰りの市民など大勢の人たちで埋めつくされ、演説後には「蓮舫」コールが湧きました。
1歳になる息子を抱えながら蓮舫さんの演説に耳を傾けていた女性は、「小池知事が都庁のプロジェクションマッピングに多額の税金を使っていることに怒りが湧いている。裏金まみれの自民党の印象も強い。蓮舫さんは子育てや貧困問題に目を向けてくれると思っています」と語りました。
演説を聞いていた人の中には「長年、自民党を支持している。でも今回は神宮外苑問題が争点だと思う。(演説を聞いて)蓮舫さんは筋が通っていると感じた」と話す人もいました。
(「しんぶん赤旗」2024年6月23日付より)