働く貧困 都が是正を ─ 板橋・竹内候補

板橋 都議補選公開討論 竹内候補主張

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都議補選の候補者の討論会に出席した竹内愛都議候補(中央)ら候補者たち=25日、東京都板橋区

 東京都知事選と同じ7月7日投票の都議会議員補欠選挙(28日告示)が行われる板橋区で、候補者公開討論会が、同区の市民団体「板橋フォーラム」の主催で行われました。

 日本共産党の竹内愛都議候補、自民、都民ファースト、維新の各党候補が参加。小池都政の評価などの質問に答えましたが、竹内候補と他候補の主張の差が明白になりました。

 小池都政について、竹内候補以外は「支持」と回答。竹内候補は、小池都政は何点かの質問に「20点。落第点」と述べ、2年間で48億円も税金を使って都庁などに映像を投影する「プロジェクションマッピング」を例に挙げました。さらに情報公開がほごにされていると批判しました。

 神宮外苑再開発について、竹内候補以外は、「進めるべきだ」(自民)、「必要な取り組み」(維新)、「都はこれまで説明を行ってきた」(都民ファ)と推進を主張しました。

 竹内候補は「(環境団体の)再審査請求に、事業者はまともに答えず、都が認可を出し、歯止めをかけず、懸念に耳を貸さないのは問題だ」と強調。「(歴史ある)神宮球場の建て替えも見直すべき」だとも主張しました。

 竹内候補は、最後に訴えたいことの質問に公務労働での外部委託や低賃金問題を挙げ、「官製ワーキングプアが生まれている。これを是正したい」と述べ、都が解決に責任を果たすべきだと述べました。

(「しんぶん赤旗」2024年6月27日付より)

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